縄文時代について,より深く体験を通して学ぶために,上山市にある山形県埋蔵文化財センターの先生をお呼びして,出前授業を行っていただきました。
縄文人の衣食住について,大森小学校のまわりにある縄文~鎌倉時代の遺跡について,お話をお聞きしました。子どもたちは,縄文人が採集や狩猟で食べものを確保していただけでなく,木の実や獣の肉などを材料にして作ったクッキー等を食べていたり,材料を土器で調理して食べていたりしていたことにとても驚いていました。模様のついた服を着ていたことから,ファッションセンスがあったということにも。大森小学校はたくさんの遺跡に囲まれていることも分かりました。
持ってきていただいた,縄文,弥生土器や,やじり,石さじなどの石器を手にとって,確かめる機会もいただきました。本物に触れたのはもちろん初めてで,とても感動していました。
弓矢を撃って獲物を捕る,狩りの体験もしました。狙うのはキジ,ウサギ,シカなどの的です。なかなか当たりません。やっと当たると歓声が聞こえました。縄文時代は,狩りに失敗したら,晩ご飯はありませんね。
軸を回して摩擦熱で火をおこす,まいぎり式の方法で ,火おこしにも挑戦しました。手が痛くなるほど回転させると,やっとけむりが出てきました。
穴の下に火種がたまってきたら,麻の繊維にのせて,下から口で吹きます。麻の繊維から炎があがると,大きな歓声もあがりました。
埋蔵文化財センターの,長谷部先生,草野先生,五十嵐先生,後藤先生,心よりありがとうございました。